妊娠中の骨盤ケアの重要性について書いていきます。
そもそも妊娠中になんで骨盤をケアしないといけないか?
ここで妊娠中の女性の骨盤に起こる変化を説明します。女性は妊娠のごく初期の段階から靭帯を緩めるホルモンを分泌し、9カ月かけて骨盤を広げます。骨盤は子宮の入れものなので赤ちゃんの成長にともなって広くする必要があるからです。
しかし現代人は歩くことが減ったため足腰や骨盤周辺の筋肉や靭帯が昔に比べてかなり弱くなっています。そのため妊娠して靭帯を緩めるホルモンが出ると、筋肉で支え切れずに骨盤が緩みすぎてしまうのです。
骨盤が緩みすぎると背骨を支えきれなくなり全身のバランスが崩れます。バストは下がり、下腹はポッコリ。内臓が骨盤内に下がってくることで子宮も圧迫されます。そうなると赤ちゃんは四六時中ストレスを感じ、窮屈な姿勢を強いられます。つまり骨盤の状態=子宮の環境が赤ちゃんの健康を大きく左右します。
子宮は骨盤内に靭帯で吊るされています。骨盤がゆがむと子宮を吊っている人体にかかる圧のバランスが崩れ、これが原因で逆子になってしまうことさえあります。
緩みすぎてゆがんだ骨盤を調整し、足腰や骨盤周辺の筋肉を鍛えることが重要なのが分かっていただけたでしょうか。本当は妊娠する前から足腰は鍛えていきましょう!